融雪工事の各種工法

融雪工事の各種工法をご紹介します。

 

それぞれの工法に有利・不利な点がありますので、

設置条件に合わせて、工法を決定します。

 

仕上げはコンクリート、アスファルト、タイルなどが可能で、

車の乗り入れも全く問題ありません。

 

 

(1) 地下水(ポンプ)方式

地下水は「夏は冷たく、冬は暖かい」と言われるように

年間を通して15℃程と温度が安定しています。

 

その地下水の熱を利用し、融雪するのが地下水(ポンプ)方式です。

 

消雪エリアに等間隔で配管し、

最後に舗装して仕上げます。

 

大規模な面積の消雪にも向いています。

 

 ランニングコスト ★★★

 融雪能力     ★☆

 面積       小~大規模

 維持管理     不要時期の水抜き、ポンプの点検整備など

 

 

(3) ボイラー温水方式

ボイラー(灯油)を熱源にして、不凍液を循環させます。

循環水の温度調整が可能なので、大雪の際も確実に融雪できます。

 

 ランニングコスト ★☆☆

 融雪能力     ★★★

 面積       中~大規模

 維持管理     不凍液の交換、ボイラーの点検整備など

 

 

(2) ヒートポンプ方式

ボイラー温水方式と同様に不凍液を循環させます。

ヒートポンプ方式は効率がよくランニングコストが低いのが特徴です。

 

20㎡以下の面積を希望するお客様には特にお勧めです!

 

 ランニングコスト ★★★

 融雪能力     ★☆☆

 面積       小~中規模

 維持管理     不凍液の交換、ユニットの点検整備など

 

 

(4) 電気ロードヒーティング方式

電熱線を埋設する方式です。

不凍液などを用いないので、メンテナンス不要でオンオフも容易です。

 

比較的小規模な面積や階段などの融雪にお勧めです。

 ランニングコスト ★☆☆

 融雪能力     ★★☆

 面積       小~中規模(特に小規模)

 維持管理     基本的に維持管理不要